シラビソに積もった雪から氷柱がぶら下がり、クリスマスツリーを思わせる。それが青い空をバックにして本当に美しかった。
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雪とシラビソそれにアルプスの名にふさわしい貫禄の西穂高岳。
「うわ~、気持ちがいい!」
西穂山荘の方から降りてきた、登山服姿の二人連れの女性が、いきなり雪の上に仰向けにひっくり返って歓声を上げた。
昼過ぎになって西穂高岳にガスが上がってきた。「しめた、面白い写真が撮れるぞ」と、撮影ポジションを探していると、アットいう間に山は見えなくなった。しまった、こんなに早く隠れるのだったら、と後悔したが遅かった。そして山は再びその勇姿を見せることはなかった。
でも満足、満足、大満足。そして感謝、感謝。
「今日は久し振りに、いいお天気になった。今年は大荒れの日が多く、今日のようなお天気は2月になって初めてではなかろうか?」と、ロープウェイの人が言っていた。
そんな貴重なお天気の日に、ドンピシャのタイミングで巣晴らし雪景色にめぐり合えて、本当にラッキーな奥飛騨への旅だった。