ぼちぼちと行きまひょか
あわてたら あきまへんでぇ。「せいては事を仕損じる」って昔の人がいうてはりまっせ。ほやさかい、ぼちぼち歩いて、の~んびりと人生を楽しみまひょ。
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先週、いつもの山仲間たちと広島県の「吾妻山」と「比婆山」に登り、山歩きを楽しんだが、特に比婆山のブナ林は素晴らしく、歩きながら命の洗濯をする思いがした。新緑のブナ林の登山は、先々週の滋賀県・横山岳に引き続いてだったが、小雨の中を歩いた横山岳と違って、今回は快晴に恵まれた二日間だった。 大阪・梅田を朝7時半に出発した阪急高速バスは、順調に中国自動車道路を走り、お昼過ぎに庄原ICのバス停に着いた。バスを降りると、吾妻山・国民休暇村の送迎バスが待っていてくれた。 休暇村から、このバス停までは40キロもあるというのに、今回の世話役「MONさん」が粘り強く交渉して、10人以上という条件でバスのお出迎えが実現したのだった。 そんな訳で、広島からのMさんが合流して総勢14名となった我々は大威張りでバスにゆられ2時半に休暇村に着いた。そして早速「吾妻山」に登った。 吾妻山の標高は1239メートルもあるのだが、休暇村が千メートルを越える高い所にあるので、山に登るというより裏山を散策する程度のものだった。 吾妻山への登山道から見た休暇村の建物は、正に「高原の宿」だ。 お天気は良かったが、この日は黄砂が酷く、遠くの山はかすんでいた。 林の中には、バンガローやキャンプ場がある。 咲き始めたレンゲツツジ 翌日は、送迎バスで休暇村を8時に出発し比婆山の登山口、広島県民の森の「公園センター」に9時に着いた。このセンターは宿泊施設やキャンプ場のある明るい立派な施設だった。 「広島県民の森」ホームページはこちら 公園センターを後に、歩き始めるとこんな賑やかな案内板があった。 ←盛り沢山な案内板 これだけ数多くの案内板があると、目的地を見つけるのに苦労する? この案内板は比婆山が、毛無山、烏帽子山、比婆山、池の段、立烏帽子山、竜王山の各ピークがセンターを取り囲むような形で連なっている「比婆連峰」であることを示している。これらの山にはセンターから直接登ることが出来るし、キャンプ場やスキー場もあるので、それを全部案内するとこうなるのだろう。 我々は毛無山から立烏帽子山まで縦走する計画なので「毛無山」に向かった。 「毛無山?」お互いにこの歳になると、どうしても気にせずにはいられない山の名前だが、この標識を見ても、誰一人それを口にする勇気はなかった。 山に踏み込んでみると、滴るような新緑のナラやカエデそれに、ブナが迎えてくれた。よく整備された登山道は緩やかに登っている。いつ登っても、何度歩いても自然林の中は快適だ。 センターから小1時間ほど歩いて樹林帯を抜けたら、すぐに毛無山(1143M)の頂上に着いた。 丸く広々とした芝生の山頂は、遮るもののない360度の大展望だ。「なるほど」ここまで来て、山の名の由来が分った。そして、頂上で記念撮影をする時、カメラマンのミッキーさんが突然、全員に脱帽を命じたので大笑いになった。 毛無山から出雲峠にいったん下った。ここは峠というより明るい広場で、水場がありキャンプ場になっていた。ここから烏帽子山への登りとなったが、ここも美しいブな林が続いた。 烏帽子山(1225M)の頂上付近に、この山の名前の由来となった大きな烏帽子岩があった。 そして、この頂上こも大きな木はなく、展望は良かった。 烏帽子山から、又少し下って今度は比婆山へ登る。 もう、ブナ林の中をずいぶん歩いてきたが、まだまだ続く。 「凄い!」「素晴らしい!」「きれいだ!」これまで、何度も何度も皆の口から、感嘆の言葉が出たが、それでも、まだ言い足りないようなきれいなブナ林が続く。 そして、12時半。ようやく比婆山(1264M)の頂上に着き、待望のお弁当だ。 この山は、他の山の頂上と違って、樹木が茂っている。何でも、「イザナミの命」の御陵といわれている場所だ。神話上の話だが、そう言われてみれば、加工したような大きな石が幾つもあり、御陵のような雰囲気を持った場所だった。 そして、ブナ林の中を少し下って、又登り返した所が池の段(1280M)というピークだ。 池の段から振り返って、お弁当を食べた、比婆山を望む。 池の段からは、稜線上の快適な草原を歩いて、最後のピーク「立烏帽子山」に着いた。 この立烏帽子山(1299M)が、比婆連峰で標高が一番高い。 そして今度は、また又ブナの純林の中を下る快適な道だ。 「長い間ご苦労さんでした」と、道端の巨木に触れながら、長年の苦労をねぎらう言葉のどこかに、自分自身へのいたわりの気持ちがあった。 そうして3時半、全員無事に振り出しの「公園センター」に着いた。朝から五つのピークを登ったり降りたりの長い歩行だったが、爽快な充実感を涼しい緑の風に感じた。 連続する美しいブナ林に酔い、気の合った山仲間と「生きている喜び」を実感しながら歩いた今回の比婆山は、正に「命の洗濯」という言葉がピッタリの山歩きだった。
by nijyouzannokotori
| 2007-06-03 14:00
| 山歩き
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