先日、お天気がよかったので天川村の「みたらい渓谷」に、新緑を見に行こうと思って家を出た。ところが、余りにも車が多かったので、途中で気が変わり、五条市の金剛寺にボタンの花を見に行った。
金剛寺のボタンはきれいだったが、日除のヨシズが花に縞模様の影を落としていたので、写真を撮るのは諦めたが思わぬ収穫があった。
それは、平地では珍しい「オオヤマレンゲ」が咲いていて、それを写真に収めることが出来たことだ。
この花は高山植物であり、近畿では大峰山系の八経岳付近が有名で、7月上旬頃に見られる。ご覧の通りの白無垢のこの気品のある花には、「天女の舞」という別称がある。それに、甘~い香りも天女の舞と呼ぶのにふさわしい花だ。
それに、花の蕾が又美しい。
このお寺で貰ったパンフレットで、金剛寺が「関西花の寺」二十五ヶ寺の一つと知った。パンフレットを見ると、この花の寺二十五ヶ寺の中に「藤の花」が売り物の寺が近くにあった。
橋本市にある、このお寺は「子安地蔵寺」と言って、紀州徳川家も安産祈願にお参りされたそうだ。金剛寺と同じように、こじんまりしたお寺だったが、藤の花が売り物と言うだけあって色々な種類の藤の花が咲いていた。
しかし、この日はお天気はいいし藤の花は満開だったので、お参り(?)する人が多くて、カメラをどっちに向けても人が写ってしまう。仕方がないので、空に向かって撮った。