今年は12月になっても暖かい日が続いたので、モミジの紅葉が遅れ、今でも美しいままだ。今の内に霜が降りて欲しいと考えていたら、昨日の朝は霜が降りるとの予報だった。
しめた、これで霜のついた紅葉の写真が撮れるかも?と考えて、暗い内から出掛けて明るくなるのを待った。
おお着いている、着いている、杭の上に落ちたモミジにも霜がついていた。
太陽が顔を出し、杭に陽があたりだした。
陽が当たるとモミジの葉が一段と美しくなったが、早くしないと霜が融けてしまうと、忙しい。
まごまごしている間に、杭の霜は融け始め、あっと云う間に霜は消えた。大慌ての忙しい時間だったが、実に楽しいひとときだった。
しかし、後から考えると慌てふためいて、何の工夫もしないまま、唯パチパチと撮っただけだった。惜しいいことをした、滅多にないチャンスだったのに、と後悔される「霜の朝」だった。