先日、京都の府立植物園に行ったが、ハスには少し早かった。他に何か面白いものはないかと、園内を歩いていたら、竹林の所で写真を撮っている人がいた。
今まで何回も竹林は歩いたが、僕はここで写真を撮ろうと思ったことは一度もない。「何を撮っているのですか?」と、遠慮がちに声を掛けたら、その人は「これですよ」と気さくに教えてくれた。
見ると、成長した竹の子から、今にも剥がれ落ちそうな竹の皮に陽が当っていた。「面白そうだな?」と思ったが、並んで撮るのも悪いので礼を言って、その場を離れた。
しかし、矢張り先程の竹が気になるので引き返したら、もうその人は居なかったので、剥がれ落ちそうな竹の皮を見つけて撮った。
いい事を教しえてもらった、と他の竹を物色したが植物園には、これ以外には写真になりそうな若竹はなかった。
そこで翌日の午後、自宅近くの竹薮に行って、写真になりそうな若竹を探し歩いて、やっと撮ったのがこの2枚目の写真だ。
そして今度は朝早く、近くの竹薮に再び行った。
陽が昇った直後だったので、水玉があり、運良く小さなクモも居た。