朝早くから、広い吉野山をあちらこちらと動き回って思いっきり写真を撮った。
と、言っても、初心者の僕のことだから、変り栄えのしない同じような写真ばかり撮ったのだが…。写真のことはとも角として、この日は本当にいいお天気だったので、吉野の桜を満喫して気分爽快な花見が出来た。
5時間ほど吉野の山の中を駆けずり回ったのだが、不思議と疲れもなく、まだまだこの景色を楽しみたい気持ちが強かった。しかし、この日は昼から所要があったので、後ろ髪を引かれる思いで帰ることにした。
僕が如意輪寺の駐車場を出たのは11時過ぎだった。帰るとき、近鉄電車の終点「吉野駅」から中千本公園までの間をピストン運転している臨時バスと、次々とすれ違ったがバスはいずれも満員だった。
これを見て「うわあ凄い!」と思ったのだが吉野駅を過ぎて、もっとビックリした。駅付近から先は、これから花見に向かう観光バスや乗用車が延々と渋滞していたのだ。渋滞は吉野川を渡り、なんと六田駅の近くまで約5キロ近くも続いていた。
そして、この長い渋滞が殆ど動いてないように見えたので、この様子だと吉野山に到着するのは、夕方になってしまうのではなかろうかと、他人事ながらが気の毒に思えた。
朝早くならともかく、普通の時間に花見に行くには「近鉄電車が一番やあ!」と、どこかで聞いたことのあるコマーシャルを思い出した。
さて、写真ですが最初は
中千本から蔵王堂を望む
今が満開の上千本
おなじみの吉野山の全景
蔵王堂三景
後日に判ったことだが、土曜・日曜日は吉野山への車両の乗り入れは禁止されていて、吉野山の手前の駐車場からシャトルバスを利用するらしい。