夕日に輝く「願昭寺の五重の塔」
近鉄電車の河内長野線に乗って、汐宮駅付近を通るとき、東側の山の上にピッカピカの真っ赤な五重の塔が最近見えようになった。この五重の塔の写真を撮ろうと、先月の末頃写真仲間に連れて行ってもらった。
聞けば、この塔は昨年の秋に完成したばかりだとかで、本当に美しかった。
願昭寺は、真言宗系の新宗教「八宗兼学真修教」の本山だそうで、信者さん達の手作りの寺院だそうだ。僕がこのお寺に行ったのは今回が初めてだが、この寺にはずっと以前から興味を持っていた。
それは、今から30年前の昭和58年頃、喜志駅から河内長野駅まで毎日近鉄電車に乗ったが、電車が瀧谷不動駅を過ぎると、左手の山の上に大きな建物が見えてきた。
お寺らしい大きな立派な建物なので、最初は「瀧谷不動尊」かな?と思って確認すると、「あれは瀧谷不動ではない、何でも新興宗教らしいよ」と聞いて以来だ。(瀧谷不動尊は、その後何回かお参りしたが、こちらは山の上ではなくて、山裾にあった。)
ちょうどその頃、この寺と同じ山の少し北に「初芝富田林高校」が開校して、その校舎も近鉄電車からよく見えるので、朝晩両方の建物を眺めたものだ。
色鮮やかな、撞木の紐と五重塔
今回初めて、この願昭寺に行って判ったが、電車から見える大きな建物は本堂だった。そして、五重の塔を建てる前に建築したらしい、立派な鐘楼には大きな梵鐘が吊ってあった。
咲き始めた桜と、朝日を受けた五重塔
先月行った時、朝日を受けた五重塔もいいだろうと思ったので、今朝(4月6日)出掛けた。参道の坂道には桜の木が多かったが、五重塔を絡ませて撮る位置にある桜はこの樹だけだった。