梅雨の晴れ間となった先日、橿原市の今井町に行った。蘇武橋を渡って今井町に入って行くと、いきなり「ジ、ジ、ジ」と頭の上から賑やかな鳴き声が聞こえてきた。
見上げるとツバメの巣があったので、カメラを構えて待っていると、すぐ親鳥が帰ってきた。珍しくもない風景で、子どもの時から見慣れたこの情景だが、見ていると面白い。
親鳥が飛び立って、餌をくわえて帰ってくるまで1分とかからない。こんな調子で朝から晩まで親鳥は餌を運び続けているのだろうか?そして子ツバメは、それを食べ続けているのだろうか?
それから、感心したのが子ツバメの排泄だ。親鳥が飛び立っている間に、子ツバメが時々お尻を巣の外に出して糞をしたのには恐れ入った。
今井町と云えば、もちろん古い街並みであり、古い建物だが、こんな風景も面白い。きれいな花も犬におしっこを掛けられるのは苦手らしい。
色々と工夫して、狭い空間を生かしている。
繁栄の証(あかし)1
いささか汚れてはいるが、昔の繁栄が偲ばれる白壁だ。壁に屋号や紋章を入れるのが、スターテスだったのだろうか?
繁栄の証 2「馬繋ぎ」
これに荷馬車の馬を繋いだのだろうか?それにしても見事な物だ。
長い時の流れを感じる木目と、重厚なこの金具は今井町のシンボルとなっているようだが、その貫禄は十分だ。