共同作業場で干し柿作りの工程を見て、商品としての干し柿が如何に手間ひまを掛けて、丹念に作られているかがよく分った。
そして、生活のために真剣に干し柿作りに精を出している人々見ていたら、のんびりと写真など撮って遊んでいる自分が、恥ずかしく申し訳ないような気持ちになった。
そうだ、これからは感謝の気持ちを込めて、真心を込めた写真を撮ることにしよう。干し柿に「写真を撮らせてもらいます」と、声をかけてシャッターを押そう。今の僕にはそれしか出来ないが…。
そんなことを考えながら、美しい干し柿の写真を夢中で撮った。
軒先に干した文字通りの「柿すだれ」
「干し柿の里」も、干し柿だけではない。黄色い柚子もあれば洗濯物もある。
玄関のしめ縄の上にはツバメの巣もある。(大阪では、しめ縄は小正月に取り外すが、奈良、和歌山、三重地方では、一年中取り外さない)
そして、出荷前の完成した干し柿。整然と並んで実に美しい。